昨年11月にHIVに感染していることを告白して話題になった俳優チャーリー・シーン(50)が、HIVの治療薬を絶ち、メキシコで代替治療を受けていることを明かした。

 米健康情報トーク番組「ドクター・オズ・ショー」に出演したシーンは、「実は1週間ほど前から薬をやめている。命の危険があるかって? そうさ。でも、それが何だ? 俺は生まれながらにして死んでいるようなものだ。こんなことじゃひるまないよ」と語った。

 アメリカでは診療資格のないサム・チャチョーワ医師による治療も受けていると語ったが、具体的な治療方法などについては明かしていない。同医師はシーンの治療に大きな自信を見せており、シーンから採取した血液を自らの体に注射したと語っている。

 シーンは昨年11月に行われたテレビインタビューで、4年前にHIVに感染していると診断されたことを公表。性関係を持った女性のうちの数人から脅され、お金を支払ったことなどを明かして話題になった。

 インタビューに同席したシーンの医師は、「チャーリーはエイズを発症していない」と語り、ウイルスを押さえるための薬を1日4錠摂取していると語っていた。

(ロサンゼルス=千歳香奈子)