NHK「ブラタモリ」(土曜午後7時30分)で人気急上昇中の桑子真帆アナウンサー(28)が、同番組を降板することが23日、分かった。関係者によると、桑子アナは、4月から同4日スタートの報道番組「ニュースチェック11」(月~金曜、午後11時15分)のキャスターに内定しているという。今月末までに正式に決定し、2月初旬に発表される。

 桑子アナは10年に入局し、地方局をへて、昨年、東京のアナウンス室に赴任した。現在、「NHKニュース7」のサブキャスターのほか、昨年4月から「ブラタモリ」に出演。タモリに「口数が少ないですよ」とツッコミを入れるなど、絶妙な掛け合いで視聴者の人気を得ている。「NHKニュース7」で福山雅治の結婚を報じた際「ショックで思わず『えっ』と声を上げてしまいました」と語り、話題となった。オリコンが昨年12月に発表した「好きな女性アナランキング」では圏外から一気に5位にランクインしている。

 新番組は1日の国内外の主要なニュースやスポーツなどを、社会で活躍する現役世代をターゲットに伝える。NHKは「見れば前向きな気持ちになれるニュース番組」と力を入れる。明るく、親しみやすいキャラクターで視聴者の人気と注目を集める桑子アナを起用し、看板番組にしたい意向だ。関係者によると「ブラタモリ」の後任には福岡放送局の近江友里恵アナが内定しているという。