米ミネソタ州のマーク・デイトン知事が、今年4月21日に57歳で急死した同州出身の歌手プリンスさんの誕生日にあたる6月7日を、「プリンス・デー」に制定すると発表した。

 58回目の誕生日となったこの日、プリンスさんが同州に所有する自宅兼スタジオの前には知事の呼びかけで大勢のファンがプリンスさんのイメージカラーである紫色の服を着て集まり、バースデイソングを歌ってプリンス・デーの制定を祝った。

 「世界的に有名な曲を数多く残しただけでなく、ミネソタの世界的な知名度向上と経済発展に貢献した」と同知事は声明で理由を語っている。

 またこの日、今月26日に行われるエンターテイメント業界で活躍するアフリカ系アメリカ人やマイノリティの人々に対して贈られる文化賞BETアワードの授賞式で、ビヨンセやポール・マッカートニー、アッシャー、スティービー・ワンダーら豪華アーティストたちが競演してプリンスさんの追悼パフォーマンスを行うことも明らかにされた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)