キングコングの西野亮広(36)が、今後メディアで活躍する芸人について「次は落語家さんの時代じゃないかな」と自身の予想を明かした。

 西野は昨今のバラエティー番組では主流となった「ひな壇」について、2日に更新したブログで「まもなく、ほとんどの『ひな壇』は無くなると思う。あいかわらず『ひな壇』はメチャクチャ面白いんだけれど、面白さとは別の理由で無くなると思う」と予想した。

 西野はバラエティー番組でひな壇が多用されるようになったのは、家庭に画面サイズの大きいテレビが普及したことと関係していると推察。「薄型テレビが急激に普及し、テレビ画面の面積が拡大した。そうなってくると、登場人物が多くないと画面がスカスカになって据わり(バランス)が悪くなる。その時に、『ひな壇』という、そもそもメチャクチャ面白い仕組みがマッチしたというわけ」と考察した。

 しかし現在では若者を中心にテレビ離れが進み、ハードとしてのテレビに代わってスマートフォンで番組を観る人が増えていることから、「スマホの画面の面積なんて、一辺が10cmもないから、その時、登場人物が多い『ひな壇』は、単純に“ゴチャゴチャして見にくい”。『面白い・面白くない』ではなく、見にくい。これは『面積』の問題。『ひな壇』はテクノロジーに殺されるんじゃないかな?」と自身の見解をつづった。

 スマホで番組を観る場合、「登場人物は1人か、せいぜい2人がベスト」と西野。「芸人でいえば、次は落語家さんの時代じゃないかな。これから先、テレビ番組の登場人物は減り、チームプレイは減り、個で成立する人が残っていくと思う」との予想を立てた。