大阪・MBSテレビの情報番組「ちちんぷいぷい」(月~金曜午後1時55分、関西ローカル)に主要レギュラーとして出演している元報道デスクの石田英司氏が8日の番組冒頭で、同日発売の週刊文春で報じられた自身の記事についてコメントした。

 同誌は今年3月に5億円の私的流用を国税局に指摘された兵庫県の障がい者の就労支援をうたうNPO団体の会長と深い関係にあったと報道。石田氏が15年6月に4泊6日のハワイ旅行に招待され、女性も同伴したとしている。また同番組では14年7月に同NPOを取り上げていた。

 番組の冒頭で同局の古川圭子アナウンサーが「本日発売の週刊文春で障がい者を雇用しているNPO法人から石田英司が飲食の提供を受けたり、ハワイ旅行に招待されたりしていたという記事が掲載されました」と説明。

 そのうえで「このNPO法人の活動はかつて『ちちんぷいぷい』などで取り上げたことがありますが、MBSの調査の結果、記事にありますように、そうした飲食や旅行が放送に関して影響を与えたことは一切ありません。また飲食や旅行につきましても、いきすぎた接待を受けた事実はありませんでした」と同局の見解を明らかにした。

 その後、石田氏が「いろいろと私事でお騒がせしております」としたうえで「記事の中にはプライベートな部分も書かれておりましたが、その部分に関しては私の不徳の致すところです。申し訳ありませんでした。今後、改めて襟を正してまいります」と頭を下げた。