芸人活動をしながら以前は青果店を経営し、現在は「1500坪の畑」を持つ「ポン太青果」を経営し“野菜王子”の異名を持つピン芸人、土肥ポン太(46)が9日、大阪市内で結婚を発表した。

 相手は、アイドルグループ「つぼみ」出身で、現在は吉本新喜劇の福田多希子(32)。前日8日に大阪府内の役所へ婚姻届を提出した。

 ポン太は「ずっとかわいいと思っていて、畑にアルバイトに来てくれていて、1年ほど前から結婚を意識してつきあい始めました」。福田が甲状腺の病気で療養するなどし、見舞いに行くうち、愛が芽生え、今春、結婚を申し出た。

 プロポーズは真っ昼間のタマネギ畑の中で「僕が野菜なら、君は肥料だ。僕を枯らさんように、ずっとそばにおってほしい」と告げ、福田も即諾したという。

 吉本新喜劇座長の小籔千豊(43)とは同期。小籔からは「はよ結婚せえ。日本のために子供作れ」と言われていたそうで、ポン太は「今からでも、子供5人はほしい」。将来的には畑の近くに家を建て「毎日、大家族でバーベキューみたいにご飯を食べるのが夢です」と話した。

 ポン太は93年にNSC(吉本総合芸能学院)12期生として、大阪・心斎橋筋2丁目劇場で初舞台。青果店でアルバイトをしていたところ、その才能を見込まれ、青果店業にもいそしむうち、野菜への愛に目覚め、青果店を経営するなどしてきた。

 15年から畑を持ち、タマネギ、じゃがいも、トマト、にんじんなどを栽培。野菜の卸し、小売りなどを手がける「ポン太青果」を経営し、芸人仲間が経営する「焼肉たむら」「焼鳥ダイニングハマー」などを主要取引先としている。

 また、福田は結婚を機に近く、新喜劇を退団予定。事務所を通じて「私が体調不良で休養中も、ずっと励まし支えてくれた」とポン太に感謝。「この先、いろいろなことがあると思いますが、夫婦、力を合わせて頑張っていきたい」とコメントした。