「君の名は。」は、東京の男子高校生・瀧と、田舎の女子高生・三葉の心と体が入れ替わる話を軸に、彗星(すいせい)落下事故を絡めた切ない純愛ラブストーリー。中高生を中心に口コミで広がり、RADWIMPSの「前前前世」「なんでもないや」などの主題歌も大ヒット。社会現象となった。興行収入は249億円以上をマークし、邦画では、「千と千尋の神隠し」(01年、興収308億円)に次いで歴代2位のメガヒットとなった。来月26日には、ファン待望のブルーレイ&DVD発売を控えている。

 新海監督の所属事務所は、日刊スポーツの取材に対して「監督本人は、『仲がいい友人の1人ですが、深い関係ではありません』と話しています」と答え、不倫については否定した。

 ◆新海誠(しんかい・まこと)1973年(昭48)2月9日、長野県生まれ。中大卒業後、ゲーム会社に就職するも退社。02年「ほしのこえ」で監督デビュー、新世紀東京国際アニメフェア21(公募部門)で優秀賞。07年「秒速5センチメートル」でアジアパシフィック映画祭最優秀アニメ賞。16年「君の名は。」では日本アカデミー賞優秀監督賞など多数受賞。

 ◆君の名は。 東京に暮らす男子高校生・瀧(神木隆之介)と田舎の女子高生・三葉(上白石萌音)の心と体が入れ替わり、奇妙な体験を繰り返していくラブストーリー。物語の舞台やモデルとなった場所を訪れる「聖地巡礼」が社会現象化し、流行語大賞にもノミネートされた。日本アカデミー賞ではアニメーション作品初の最優秀脚本賞を受賞。興行収入は249億円で邦画歴代2位。