28日にフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの社長に就任予定の宮内正喜BSフジ社長(73)が16日、都内で会見した。

 宮内次期社長は、低迷するフジテレビの現状について「すぐにヒットドラマやヒットバラエティーを作ろうとは思わない。実現すればベストだが、社員1人、1人が話題を発信していくことが重要」と話した。

 そして会見の司会を担当した、同じく社長候補でもあった、55年芥川賞受賞作家の遠藤周作氏長男の遠藤龍之介専務(61)を指し示して「遠藤龍之介が芥川賞を受賞するようなことがあれば、外の目が全てフジテレビに集まる」と話した。

 新体制で社長補佐の担務を負う遠藤専務は、思わぬ指名に苦笑い。一足先に会見に集まった取材陣の目を全て集めた。