事務所はこの日送付した文書にジャニー喜多川社長(85)のコメントを掲載した。ジャニー氏が、所属タレントの契約などに関してコメントを発表するのは異例のことだ。「解散が決まり、5人がグループであっても、個々であっても、縁があったから今日に至ったと思い、今までと変わらず接してきました」とした上で、「3名が自分たちの決意で異なる道を歩み始めますが、どこにいようとも、また、どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに変わりはありません」と心境をつづっている。

 一昨年夏、かつてSMAPを担当していた女性マネジメント室長が、メンバーを引き連れた独立を計画したことに端を発した騒動は、昨年1月にグループ存続をメンバーがフジテレビ系「SMAP×SMAP」で表明して収束に向かうようにみえたが、最終的に昨年12月末に解散した。その後、各メンバーは単独で芸能活動を続けていたが、事務所との専属契約については、個人の判断に委ねられていた。

 所属事務所は契約終了後の3人の進路について「活動方針につきましては、詳細が固まりしだい、3名それぞれより報告させていただくことになるかと存じます」としている。関係者らによると、3人は独立後、信頼を寄せていた元女性マネジメント室長と合流し、再出発を図る可能性が高い。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀