デヴィ夫人が、虚偽の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして週刊誌「女性自身」を発行する光文社(東京)に損害賠償を求めた訴訟の控訴審は28日までに、東京高裁(川神裕裁判長)で和解が成立した。27日付。

 14年3月11日発売の女性自身は、故淡路恵子さんの葬儀で、デヴィ夫人がひつぎに納められた着物を譲ってほしいと発言するなど非常識な振る舞いをしたとの記事を掲載。今年3月の一審東京地裁判決は、記事は真実ではないとして光文社に110万円の支払いを命じ、双方が控訴していた。

 光文社、デヴィ夫人側とも「和解は事実だが、内容は明らかにできない」と説明している。