「2017年ミス・ユニバース」日本代表を決める最終選考会が4日、都内で行われ、千葉県代表の阿部桃子さん(22)が応募約5000人の頂点に立った。

 身長175センチで、スリーサイズはB81-W60-H84センチという抜群のプロポーション。テレビリポーター阿部祐二(58)プロゴルファー阿部まさ子(56)夫妻の娘だ。

 6歳から16年間、ゴルフに打ち込んで、プロの大会に出場経験もある。高2の時に千葉県ジュニア大会で3位になった。ベストスコアは68。

 今年春に聖心女子大文学部哲学科を卒業。現在は奉仕活動をしながら、タレントやモデルとしても活動している。

 1年前に応募するまでは「スポーツと勉強だけで、美容への知識はまったくなかった」。体重も「現在よりも10キロ太っていた」。

 父には「自分を信じろ。結果は付いてくる」とアドバイスされ、この日の最終選考会に挑んだ。最高の結果を得られたことに「お父さん、事件です!」「今日はスッキリしました」とユーモアたっぷりに父の決めゼリフを織り交ぜて喜びを表現した。

 昨年4月にカンボジアを訪れ、エイズに感染した子どもたちとの触れ合った。そのことで、よりいっそう慈善活動への思いが強まった。「ここが私のスタートです。これから1分1秒をむだにせず、世界大会で輝きたい」と意気込んだ。

 選考会終了後、父母と対面した。長崎から駆けつけた祐二は「本当は来たくなかった。娘の悲しむ顔を見たくなかったから。でも、今はすごくうれしい。親にこんなプレゼントをくれてありがとう」と目尻を下げた。

 まさ子は「ダンスが苦手で人一倍、練習をしていた。よかったね。うれしい。頑張って」とエールを送っていた。