上西小百合衆院議員(34)が21日朝、TBS系列の情報番組「ビビット」(月~金曜午前8時)に、緊急生出演した。

 上西議員は15日のサッカー親善試合・浦和-ドルトムントについて「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」などとツイッターで批判。その結果、殺害予告などが事務所に届く騒ぎになり、19日には警視庁麹町署に被害の相談に行き、今後の対応について協議していた。

 上西議員は「いつもの自然体で素のあたしを出したい」と意気込んで出演に臨んだ。番組の中では投稿の真意や炎上商法の疑いなどについて、国分太一と真矢ミキのMC陣に加え、テリー伊藤氏らが鋭く突っ込んだ。

 同議員は今回の発言の真意について「当然選手は真剣だと思う。私はチケット買っていたが政務で行けなかった。テレビで見ていて単純にああいう感想を持った。甲子園の阪神戦を見ていても思う感想を書いた。スポーツ観戦するときには公人も私人もないと思う」と話した。

 また、炎上商法ではないかとの質問に「売名行為ととられるのは当然かもしれない」と認める発言もあった。「政治家の事務所には誹謗(ひぼう)中傷の脅迫がよく届く。身の危険を感じて警察に被害届を出した」と説明した。テリー伊藤氏は「お騒がせ女だ」と指摘。上西議員は「サッカーについてはよく分からないところもある。今後は(発言を)改めていきたいと思う」と釈明した。

 一方で上西議員は、連日国政で問題となっている稲田朋美防衛相のPKO日報隠蔽問題について触れ「大臣は言葉に気をつけなければいけない」「はっきり言って議員辞職に匹敵する問題だと思う」と厳しく批判した。