乃木坂46と欅坂46のメンバー2人が、美術展覧会「二科展」にダブル入選を果たしたことが5日、分かった。乃木坂46若月佑美(23)が6年連続の入選、欅坂46佐藤詩織(20)が初出品で初入選、さらに奨励賞に輝いた。今日6日から東京・国立新美術館で作品が展示される。

 若月はポスターを自由なテーマで表現するデザイン部門、佐藤は写真やイラストなどを組み合わせるマルチグラフィック部門で入選した。多忙なスケジュールの合間を縫って制作して入選を勝ち取った。今年は全1004点のうち352点が入選となり、入賞は32点だった。

 同展の今村昭秀理事長は「若月さんの6年連続入選は本当にすごい。佐藤さんが初出品で入賞したのも快挙。繊細さやデザイン性がとても優れている」と絶賛した。審査は名前や年齢を参考にせず、作品だけを見て行った。

 若月は「乃木坂46も欅坂46も、常に作品の世界観や芸術性にこだわっているという意識があるので、同時入選できてうれしい」。現役美大生の佐藤は「まさかという感じでびっくり。いつか欅坂46のジャケット写真やグッズなどをデザインしてみたい」と意欲を見せた。【横山慧】