演歌歌手の島津亜矢(46)が7日、東京・新宿ピカデリーで行われたアニメ映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦」大ヒット記念イベントで、AYA名義で歌った主題歌「I' CAN'T DO ANYTHING-宇宙(そら)よ-」を生披露した。

 島津は、歌手人生で初めてアニメの主題歌に挑戦した思いを聞かれ「それは、もう…あの『ガンダム』のですか!? ってビックリした。本当に幸せなこと。感動的。あの『ガンダム』の(映画の中で曲が)ここに流れているんだと…」と感激を吐露した。

 島津の起用について、安彦良和総監督は、自ら熱望し、総監督の権力を使って周囲の製作陣を“ごり押し”して、オファーしたと明かした。

 安彦総監督 とにかく、強い歌が欲しかった。強い歌って何だろうなと、かなり悩んだんですけど、島津亜矢さんの強い歌声が僕の耳から離れなくて。いろいろ抵抗はありましたけど、総監督の体験を振り回して、1回くらいは権力を振りかざしてもいいだろうということで(希望を)聞いていただきました。一声聞いて、違うと思いました。

 また作・編曲の服部隆之氏に曲を発注する際、「ホイットニー・ヒューストンに書くつもりで、曲を書いて下さい。ホイットニーが歌える曲なら、島津さんは歌えます」と依頼したことも明かした。

 島津はこの日、中島みゆきのカバー「命の別名」も披露。映画館で歌う機会はめったにないといい「いつも、そっちの席(客席)にしかいないので不思議…緊張しましたけれど、とってもすてき。子どもの頃、テレビで見て大好きだった『ガンダムの歌』を歌う…こんなに重たい、すごいことだと感じながら今日を迎えました。こんな大きなチャンスをいただき、ありがとうございました」とあいさつ。感激と興奮のあまり、あいさつを終えた途端、イベント終了前に1人でスタスタと降壇してしまった。

 1人、壇上に取り残された安彦総監督は、慌てて再登壇した島津を見つつ「お礼を言おうと思ったら、おられなかった。思いっきりミーハーさせていただきました。(生歌は)すばらしいです。みゆきスト(中島みゆきのファン)ですから、ダブルですばらしい」と満面の笑みを浮かべた。