中山秀征(50)がテレビへの思いを語る連載も今日で最終回。ラストは秀ちゃんなりの“夜遊びの勧め”です。

 僕の若手の頃といえば、時はバブル。よく六本木に行きました。当時の六本木はおしゃれで、おもしろくて、かっこいいやつが集まる街でした。それこそ、街を歩けば平野ノラだらけですよ(笑い)。

 良いことばかりではないけれども、そこで多くのことを学びましたし、育ててもらいました。仲間や先輩との付き合いでも学ぶことはあったし、クラブのお姉さんたちに大人の流儀や作法なんかを教えてもらいました。何てことない会話がトークの参考になったり、王様ゲームみたいな遊びがテレビの企画につながることもありました。

 今思うと、ただ遊んでいたら何も得られなかったけど、人と遊んでいたことでいろんなことが残ったんだと思います。バブルの中で沈んでいく人の話や、ゲイの悲哀を聞いたりもありました。その失敗や悲哀の中から人の生きる強さを感じとったりもしましたし。当時は、ばか騒ぎして、好きなことやって、ぶち当たってはじけてっていうのが普通でしたね。失敗が怖くはなかったし、失敗するところから始めていましたね。