草刈正雄(65)が、人気が沸騰した昨年のNHK大河「真田丸」以来、初めて地上波の連続ドラマに出演する。米倉涼子(42)主演のテレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5シリーズ(10月12日スタート、木曜午後9時)に参戦することが12日、分かった。

 草刈が演じるのは日本医療界のトップ、日本医師倶楽部会長の内神田景信。未知子らフリーランスの医師に、大きな敵として立ちはだかる。内山聖子ゼネラルプロデューサーは「『真田丸』のキレッキレな芝居を見て、大門の最強な敵ができるのは草刈さんしかいないと思った」と説明する。

 草刈と米倉の共演は08年フジテレビ系「モンスターペアレント」以来9年ぶり。草刈は「いい感じで敵対関係を演じられたら」。米倉も「草刈さんはダンディーな方。ドキドキしちゃいますが、あえて何も考えず、全力でぶつかっていきたい」と楽しみにしている。

 未知子の決めゼリフ「私、失敗しないので」が有名。一方、草刈は普段「真田丸」のセリフ「おのおの抜かりなく」「大ばくちの始まりじゃ」をつい口にしてしまうという。現段階で決めゼリフはないが「脚本家さんが考えてくださるかもしれない。楽しみにしてます」と期待をのぞかせた。

 また、永山絢斗(28)がゆとり世代の新人医師・西山を、陣内孝則(59)がずる賢い外科副部長・猪又を演じる。永山は「大好きな作品をさらに面白くできるよう、全力で頑張りたい」。陣内は「自分自身の透明感を抑えながら(笑い)、狡猾(こうかつ)な猪又を全力で演じます」と意気込んでいる。