宝塚歌劇団宙組初代トップスターの姿月あさとが23日、東京・EXシアター六本木で、デビュー30周年の記念コンサートを行った。

 87年宝塚に入団。98年に誕生した宙組の初代トップスターとして人気を誇り、00年5月に惜しまれながら宝塚を退団した。これまでの30年を「いろんな音楽、いろんな人との出会いで30年やってこれました」としみじみ振り返った。

 この日は、事務所の先輩松崎しげる(67)が、「黒組初代トップスター」としてゲスト出演した。「僕には(照明が)光量を強くするので、女性はより美しく見える。女性に喜ばれますよ」と笑わせた。ステージでは台に立ち身長を盛って、172センチの姿月と肩を並べ「愛のメモリー」のデュエットなどを披露した。

 姿月は先輩との共演を喜び、「今日は黒いプレゼントを頂いたような気分です」と独特の言葉で表した。