女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)が2日、スタートした。第1話の平均視聴率は20・8%(関西地区は21・5%)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。前作「ひよっこ」の初回の平均視聴率は19・5%(関東地区)で、初回は前作を上回った。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」(16年解散)のメンバーだった。

 第1話は、時代は明治後半。京都の老舗薬問屋の娘・藤岡てん(新井美羽)は笑い上戸な女の子。しかし、その“笑い”が過ぎて大切な商談を台無しにしてしまい、父・儀兵衛(遠藤憲一)から“笑い禁止”を言い渡される、という内容だった。