NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が11日、浜松市でクランクアップし、主演柴咲コウが撮影を終えた。

 終始笑顔で「やり遂げられて幸せ。体力がありあまってます。まだ1年くらいできる」と晴れ晴れと語った。

 撮影されたのは最終回のひとコマて、美しい棚田が豊かに実り、井伊谷の民たちと喜ぶシーン。終了後のセレモニーでは、市原隼人、小松和重ら出演者とくす玉を割って盛大に喜んだ。

 約1年にわたる撮影を振り返り「大河の看板は大きく、選ばれて光栄だった。1年間座長としてまとめて進んでいけるか不安でしたが、心底ほっとしている」。大河のクランクアップにつきものの“号泣”とは無縁なことに「作品からエネルギーをたくさんもらったんだと思う。つらかったことも忘れちゃいますよね。疲れを上回る充実」。再び大河の出演依頼が来たら、との質問に「もちろんやりたいです!」とパワフルに語った。

 プライベートでは会社経営という新ジャンルにも乗り出したばかり。「やっていることはすべて私の中でつながっているので、お芝居だから、歌手活動だからとか、裏方だから、プロデューサーだからという分け隔てはない。全部が循環して、また新たなものを作る原動力になっています」と話した。