数多くのアカデミー賞作品を世に送り出してきたハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)のセクハラ疑惑で揺れる中、今度は巨匠オリバー・ストーン監督(71)にセクハラ疑惑が浮上した。

 ストーン監督は30年間に渡って女優やモデルらにセクハラ行為をしてきたことが米ニューヨーク・タイムズ紙の記事で暴かれたワインスタイン氏を擁護するコメントをフェイスブックに掲載したことが発端で、元プレイメイトで女優としても活躍するキャリー・スティーブンス(48)からSNSで「胸を触られた」と過去のセクハラを暴露された。「ストーン監督が「JFK」を撮っていたころ、パーティー会場で帰り際に握手の代わりに胸を触ってきた」と明かした。ストーン監督は5年前にも映画のプロモーション中に女優サルマ・ハエックの胸を鷲掴みにしたことがあるだけに、これをきっかけにワインスタイン氏同様に新たなセクハラ行為が浮上する可能性もある。ワインスタイン氏の一連の報道をきっかけに米英の警察当局の捜査を開始したと伝えられており、ストーン監督自身も今後は捜査の対象となる可能性もあると米メディアは伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)