「カレーライス」「不滅の男」などで知られるシンガー・ソングライター遠藤賢司さんが25日、胃がんのために死去した。70歳だった。この日、公式サイトで発表された。

 「訃報」のタイトルで発表された公式サイトによると、今月23日に都内の病院に入院。24日に容体が急変して25日早朝に亡くなった。葬儀は本人の意向を尊重し、家族で執り行い、来年に音楽葬を行う。詳細は公式サイトで発表するという。

 「エンケン」の愛称で知られる遠藤さんは一昨年から胃がんを患っていた。昨年6月には、がんとの闘病をスタッフが発表。「今後は体調と相談をしながら音楽活動を続けていく」としていた。

 今月19日に大阪で開催予定だったライブは体調不良から中止。新曲のレコーディングも予定していたが、かなうことなく旅立った。

 69年にレコードデビュー。俳優としても「20世紀少年」「中学生円山」などに出演した。