マライア・キャリー(47)の警備を担当していた元警備会社が、マライアを虐待およびセクハラで訴える構えを見せていたことがわかった。

 米情報サイトTMZは、警備会社の所有者マイケル・アネロ氏の弁護士が、マライアが同氏や仕事仲間を”ナチス””スキンヘッド””白人至上主義者”などと呼び、屈辱を与えたとして、すでに訴状を準備していたと報じている。

 訴状によると、アネロ氏は2015年から2017年までマライアの警備を担当したが、料金の221329ドル(2500万円)が未払いのままだという。当初は、その後2年間の警備も依頼されていたとしている。

 同氏はさらに、マライアに荷物を運ぶようにと呼び出され、ホテルの部屋に行って見ると、前がはだけたシースルーのネグリジェ姿だったため、驚いて部屋を去ったこともあると主張。マライアをセクハラでも訴えようとしていたという。

 TMZの報道によると、マライアの関係者らは、アネロ氏の弁護士と連絡を取り、未払い分のお金を支払うことに同意したというが、アネロ氏は金額に不満のようだ。アネロ氏の弁護士によると、現在は双方による示談交渉の最中で、訴訟はひとまず保留になっているという。(ニューヨーク=鹿目直子)