佐藤健(28)土屋太鳳(22)が16日、都内で映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(瀬々敬久監督、来月16日公開)の完成披露舞台あいさつを行った。

 原因不明の病に倒れた婚約者を待ち続け、8年越しの結婚式を挙げたという実話に基づくラブストーリーで、脚本はNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の岡田恵和氏、主題歌はback numberの「瞬き」。土屋演じる花嫁の両親役で薬師丸ひろ子(53)杉本哲太(53)が共演するほか、出演は北村一輝、浜野謙太、中村ゆりら。

 花嫁を演じた土屋は、体重の増減が求められる過酷な撮影になったという。「(佐藤が)気にかけてくださって、試合に臨むボクサーとコーチのような気持ちでした」と、過酷な役作りを共に乗り越えてくれた佐藤に感謝を述べた。

 そんな佐藤は「この役をできる人はそういないですし、僕がやれと言われてもできないような難しい芝居を要求されていました」と、体を張って実在の人間を演じきった土屋を褒めたたえた。さらに「映画化すると聞いたとき、役に届く女優さんは土屋さんしか思い浮かばなかったです。(土屋は)僕が支えてくださったっていつも言うけど、それ(土屋の役作り)について考えている時間が、僕の役作りのすべてだったんだなと思うし、僕のほうが感謝したいですね」と話した。