女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の16日放送第40話の平均視聴率が20・7%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第40話は、伊能(高橋一生)の紹介で上方落語の大御所である文鳥(笹野高史)に会いに行った藤吉(松坂桃李)。しかし、寄席の色がまだできていないと出演を一蹴される。風鳥亭には相変わらず客が集まらず、アサリ(前野朋哉)はとうとう別の寄席に出演すると、出て行く。生活のため、夜は内職など不眠不休で働くてん(葵わかな)を見かねて、啄子(鈴木京香)は行商の仕事を再開する、いう内容だった。