女優石橋杏奈(25)が18日、都内で関ジャニ∞丸山隆平(33)主演の映画「泥棒役者」(西田征史監督)の初日舞台あいさつを行い、清水富美加(22)の出家に伴う降板により出演が決まったことについて、「この作品にはひょんなことから出会わせていただけて」と言及した。

 石橋が演じた編集者の奥は清水が演じる予定で、クランクインもしていた。しかし1週間ほど撮影したところで、清水が出家し降板。代役として石橋の出演が決まり、ゼロから撮り直す事態になっていた。

 映画は、忍び込んだ家で“ひょんなことから”人違いをされ、その役を演じる羽目になった泥棒の物語。石橋が「私もこの作品とは、ひょんなことから出会わせていただけて…」と切り出すと、事情を察した観客からじわじわと笑いが起こった。

 言わんとすることを察したユースケ・サンタマリア(46)は「俺たちの救世主だからね!本当にありがとう!」と乗っかり、市村正親(68)も「本当、助かったよ!」と続けた。騒動を乗り越えた出演者ならではのやりとりに、会場は笑いに包まれた。

 メガホンをとった西田監督も「映画の撮影ってハプニングがつきものでいろいろあるんですけど、今回もひょんなことがいろいろあったんですけど(笑い)、支えてもらって(出演者の)みなさんに泣かされたんですよね。具体的に言えないところもありますけど、みんなが個人的に支えてくれて、乗り越えることができました。本当にこの日を迎えられて、感無量です」と、無事公開初日を迎えた喜びを語った。