女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の17日放送第41話の平均視聴率が20・7%、18日放送第42話が19・7%(ともに関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、芸人不足でとうとう休業に追い込まれた風鳥亭。てん(葵わかな)は藤吉(松坂桃李)に、もう一度文鳥(笹野高史)に出演交渉しにいくことを提案する。てんには伊能(高橋一生)から聞いた秘策があった。それは、カレー好きで甘党の文鳥に甘いカレーうどんを差し入れることだった。てんと藤吉の情熱にほだされた文鳥は、出演を受諾。そうして、文鳥は風鳥亭で落語「時うどん」を披露し、興行は大成功に終わる、という内容だった。