TRFのSAM(55)が29日、都内で新著「ダレデモダンス エクササイズ 楽しく踊ってダイエット&認知症予防」(徳間書店)発売記念レッスン&サイン会を開催した。

 SAMは囲み取材の中で、平幕貴ノ岩(27=貴乃花)へ暴行を加え、負傷させた大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が引退したことについて質問された。日馬富士が、貴ノ岩への暴力が「弟弟子を思って、これからのことで叱ったことが、彼にとって礼儀と礼節、ちゃんとして考えながら、頑張っていけるんじゃないかなと思った上で、行きすぎたこと」と指導の一環だったと語ったことについて、ダンスの指導者として見解を求められた。

 SAMは「僕らが小さかった頃と時代も違うので、指導の仕方とか(違う)。僕らの時代は体育会系というか、怖い先輩が上にいる中で育ってきた。今は本当に、しっかり話して納得して理解してもらうというふうには心がけています」と、指導における自らの考え方を説明。直接、日馬富士が引退に追い込まれた暴力について見解を語らなかったが、今は暴力で指導する時代ではないことを示唆した。【村上幸将】