女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の4日放送第55話の平均視聴率が20・5%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第55話は、2つ目の寄席を手に入れ、経営も順調な風鳥亭。さらに仕掛けたいと意気込む藤吉(松坂桃李)は、風太(浜田岳)から今一番人気の芸人として落語家の月の井団吾を教えられる。団吾の高座を見てその魅力に取りつかれた藤吉は、団吾と専属契約を結びたいと考えるが、それには莫大な契約金が必要で…、という内容だった。