米俳優マーク・ハミル(66)が7日、都内で行われた米映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(ライアン・ジョンソン監督、15日公開)来日会見の席上で、16年12月に心臓発作で急死し、同作が遺作となった米女優キャリー・フィッシャーさん(享年60)への思いを語った。同シリーズでは、ハミル演じる伝説のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーとフィッシャーさん演じるレイア姫は兄妹の設定だった。

 ハミルは「出会ったのは彼女が、まだ19歳の時。本当に長い付き合い。唯一無二…かけがえのない存在だった。みんなが愛さずにはいられない。愛してやまない。生きている感じが、してしょうがない。今回、すばらしい演技を披露しているが、映画を見ると、余計に彼女がそこにいると感じる。遺作となったことで、センチメンタルな感情に覆われるのが残念。彼女と僕はしょっちゅう、ケンカをしては仲直りと、本当の兄妹のように付き合った」と思いを吐露した。

 一方で「彼女がモットーにしたように、日々精いっぱい生きるという思いを心に留めて映画を見てもらえば、彼女もうれしいと思う」と映画を楽しんで欲しいと訴えた。【村上幸将】