太田プロ所属のお笑い芸人による定期ライブ「月笑(ゲツワラ)」の最終決戦クライマックスシリーズ(CS)が11日、東京・霞ケ関のイイノホールで行われ、アイデンティティが初優勝した。

 アイデンティティ、火災報知器、パーマ大佐という11月までの年間上位3組によるCS。セミファイナルは火災報知器(年間ポイント156点)が、314-66の圧倒的大差でパーマ大佐(同128点)を下したが、ファイナルはアイデンティティ(同167点)が294-59と逆に圧倒的大差をつけ、火災報知器を退けた。

 クリスマスのイルミネーション点灯でのドタバタ劇という季節ネタで、笑いを誘った火災報知器に対し、アイデンティティは今年ブレークした声優・野沢雅子の孫悟空物まねで神龍(シェンロン)のエサ食いを見せ、会場を爆笑で包んだ。

 優勝したアイデンティティの田島は「オラ、3年前の自分に言いたいことがある。それは“3年後に太田プロライブで優勝するが、自分の姿じゃない”ということ」とコメントし、また会場を爆笑させた。

 来年の月笑は、2月19日に開幕する。