女芸人の頂点を決める「女芸人No.1決定戦 THE W」決勝大会が11日、日本テレビで行われ、ゆりやんレトリィバァが初代女王に輝いた。2位と100点以上差をつけての圧勝で、ぴょんぴょん飛び跳ねて「本当にうれしいですー!」「おおきにです」と喜びを爆発させた。

 最終決戦はニッチェ、アジアン、牧野ステテコ、まとばゆう、ゆりやんで争われた。優勝候補だったアジアンが3位に沈み、ポールダンスネタの新顔、牧野ステテコとゆりやんで得点を争う波乱となった。しかし、得点は201点対89点でゆりやんの圧勝。貫禄の差を見せつけた。

 これまで、ピン芸人の「R-1ぐらんぷり」3位など多くのお笑いコンクールの常連となっている売れっ子だが、「ネタやって1位をとる女芸人にならなければ意味がない」と、この大会に臨んでいた。1本目はミス・ハイスクールの授賞式ネタ、2本目はドラえもんのネタで会場を沸かせた。

 ドラえもんの扮装(ふんそう)のまま結果発表と表彰を受けたゆりやんは、初MCを務めた俳優間宮祥太朗から賞金1000万円のボードを受け取ると、間宮に抱きついて喜んだ。「はぁー」と下を向いて喜びをかみしめ、司会の徳井義実から「それ本当に泣いてますか」とつっこまれる一幕も。「おおきにです! おおきにと申します!」「(来年は)いい年にしたいです」と話した。

 応募総数は636組。決勝は、はなしょー、中村涼子、どんぐりパワーズ、牧野ステテコ、押し出しましょう子、まとばゆう、ニッチェ、ゆりやんレトリィバァ、アジアン、紺野ぶるま(エントリー順)の10組で行われた。