フリーアナウンサーの小倉智昭(70)が、ネット上で特定の飲食店を中傷して名誉毀損(きそん)罪で罰金30万円の略式命令を受けた石川県加賀市の乾浩人市議(47=自民党加賀支部が7日に除名)について「道義的に辞めなきゃダメ」と厳しく批判した。

 県警などによると、乾市議は5月、ネットの掲示板に飲食店の名前を挙げ「ゴキブリ入りの料理」などと約10回投稿。男性経営者から相談を受けた県警が書類送検し、11月に小松簡裁が罰金30万円の略式命令を出した。石川県加賀市議会は11日、同市議に対する辞職勧告決議を全会一致で可決したが、同市議は議員続投の意向を示している。

 13日放送のフジテレビ系「とくダネ!」は、同市議が騒動の釈明とともに議員続投の意向を示した記者会見の模様をオンエア。小倉は「地元の記者のみなさんもいたと思いますけど、私があそこに居たらきっと怒鳴りますね。腹立って」と嫌悪感をあらわにし、「全員賛成で辞職勧告決議案でしょ? ということはアタナは市議には向かないですよっていうことを議会そのものが言ってるわけですから、これは道義的に辞めなきゃダメでしょう」とした。