女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の25日放送の第73話が19・9%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 73話は、大正10年、北村笑店は寄席も従業員も増え、大阪演芸界の中心的大会社に成長していた。増えた寄席を仕切る総支配人になった風太(浜田岳)は、新たな芸として島根の民謡「安来節」に目を付ける。藤吉(松坂桃李)は早速、島根に出向き、安来節の踊り子を大阪に連れて帰ることにする、という内容だった。