乃木坂46生駒里奈(21)が11日、都内で行われたテレビ東京系ドラマ「オー・マイ・ジャンプ! ~少年ジャンプが地球を救う~」(明日12日スタート、金曜深夜0時12分)の記者会見に出席した。

 主演の伊藤淳史(34)や寺脇康文(55)らキャストとともに、それぞれ「週刊少年ジャンプ」のキャラクターのコスプレをして登場。生駒は「NARUTO」のうずまきナルトの格好で現れ、忍術のポーズを決めた。

 同作は漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」創刊50周年にちなんだオリジナル作品。会見には50人以上のメディア関係者が詰めかけ、会場の座席だけでは足りず補助席まで使われた。同局の阿部真士プロデューサーは「ドラマの会見でこんなに人に集まっていただいたのは久しぶり」と驚いていた。

 生駒は「NARUTO」のファンで、彼氏いない歴20年の女子大生を演じる。連続ドラマのソロ出演は初めてで、「このような大御所な役者さんがいる中にぽんと放り込まれ、最初はどうなることやらと思いました。お芝居あんまり経験ないので、勉強中です」と控えめに語った。大の漫画好きで知られ、「『NARUTO』も『ジャンプ』も大好きなので、ただのオタクもここまで頑張ればこうなるよ、というのを見せて、今自信のない子たちに勇気を与える存在になれば」と話した。第2話では生駒中心のストーリーが展開するが、「吐きそうです。(試写会の)次回予告を見て、吐きそうでした」と不安を吐露し、笑いを誘った。

 グループとしては、昨年末に「日本レコード大賞」の大賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも出場した。共演の斉木しげる(68)からは「レコード大賞も紅白も見たよ。でも、撮影で(コスプレして)金髪の生駒ちゃんを見慣れているから、黒髪の生駒ちゃんを見つけられなかった」と報告された。現場の雰囲気を聞かれ「監督からは、『おい金髪』『オレンジ!』とか呼ばれています」と笑った。

 若者世代へのアピールについて聞かれると、「私は22歳なので、ジャンプの歴史の半分以上は知らないことになるんですよ。でも、台本を読んでて『これもジャンプの作品だったんだ』と思うことが多くて。だから私たちの世代にとっては新しい発見が多いと思う」と説明した。そして「おじいちゃんやお父さんから昔の作品について教わりつつ、リアルタイムで読んでいる私たちが今の作品について教える。こういう3世代での楽しみ方ができると思います」と話した。

 この日は伊藤が「ONE PIECE」のルフィ、馬場徹が「北斗の拳」のケンシロウ、柳俊太郎が「ろくでなしBLUES」の前田太尊、斉木が「僕のヒーローアカデミア」のオールマイト、佐藤仁美が「Dr.スランプ」の則巻アラレ、寺脇康文が「聖闘士星矢」のドラゴン紫龍のコスプレで登場した。