音楽プロデューサー小室哲哉(59)が19日、都内で開いた会見で芸能活動からの引退を発表した。発売中の「週刊文春」で報じられた不倫疑惑について釈明する場だったが「騒動のけじめとして決意した」。きっかけは週刊誌報道だが、09年に詐欺罪で執行猶予の判決を受け、その後も妻KEIKO(45)が、くも膜下出血で倒れ、自分の体も満身創痍(そうい)となったという。

 ◆小室哲哉(こむろ・てつや)本名同じ。1958年(昭33)11月27日、東京都生まれ。3歳からクラシックの英才教育を受け、83年TM NETWORK結成。94年に一時解散後、globeを結成。プロデューサーとして安室奈美恵、篠原涼子、華原朋美らを手掛け「小室ファミリー」と呼ばれた。95年から4年連続レコード大賞受賞。私生活では2度の離婚を経て、02年にglobeのボーカルKEIKOと再婚。CD総売り上げ枚数は1億7000万枚以上。