タレント片岡鶴太郎(63)が4日、都内で、著書「心の中に『静』をもつ」(サンマーク出版)出版記念イベントを行った。

 生活の基盤になっているヨガをはじめ、片岡の現在の生活、思想についてにまとめられている。

 ヨガの時間を確保するため、毎日出発から7時間前に起床することを徹底しているという。「今日は(午前)2時に起きました。そこから4時間楽しいヨガをやって、2時間かけて朝食とって身支度をして。それを続けて7年目になります」と現在の生活を明かした。ストイックぶりに心配の声もあるが、「嫌になったことはない。好きだからやってるんです。むしろ快楽主義」とひょうひょうとした様子で話した。

 20代から30代にかけては、お笑い芸人として過激な芸風で一世を風靡(ふうび)した。今のライフスタイルを想像していたか聞かれると、「『そんなことやりませんよ、黒柳さーん!』ですよね」と持ちネタの近藤真彦のものまねで応じた。「(昔とは)真逆の方向に行ってる。人間どう変わるか分からない」と自身の変貌ぶりに驚いていた。

 毎日のルーティンは絶対に崩さないため、時には1時間しか眠ることが出来ない日もあるという。ヨガ中心の生活で友人が減ったのでは? と聞かれると「友達もかみさんもいなくなりました」と自虐的に話し、「だから心の中に「静」を持ったんです」と自著のタイトルになぞらえて笑わせた。