ハリウッド女優たちによるセクハラ告発が相次ぐ中で、オスカー女優のナタリー・ポートマン(36)が、過去のセクハラ体験について告白。

 米ポーター誌のインタビューで、「最初は、”私にはセクハラの被害経験はない”と思っていたけど、”ちょっと待って、私にも100件のストーリーがあるわ”に変わった。多くの女性たちが私と同様、”これはプロセスの一部なんだ”と思い込み、我慢してきたのだと思う」と語った。

 13歳の頃から女優として活躍しているポートマンだが、これまで、操作的で虐待的なプロデューサーたちに対応せざるを得ないことも多々あったという。

 あるプロデューサーに誘われ、自家用ジェット機内で2人きりになったこともあったと明かした上で、「機内で2人きりになり、側にはベッドが1つあった。襲われたりはしなかったけれど、私が”居心地が悪い”と伝えたので、それは尊重されました。でも、絶対によくないことです。そうでしょう?許されるべきことではない」と語った。

 つい最近、米女優ユマ・サーマンも過去のセクハラ被害について告白したばかりだが、ポートマンは、「セクハラを告発した女優たちは、長い間、自分たちの話を聞いてもらえなかったため、ハリウッド業界全体が注意を払うことが重要です」とも語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)