15年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞した阪本一樹(19)が12日、都内で、須賀健太(23)とダブル主演した映画「サイモン&タダタカシ」(小田学監督、3月24日公開)の先行上映舞台あいさつに出席した。

 阪本にとって俳優デビュー作で映画初主演。「せりふをきちんと覚えられるか不安で2、3日、眠れない夜が続きました」と、プレッシャーを感じながらの撮影を振り返った。須賀演じる親友に恋心を抱く同性愛の高校生役で、「早口言葉を練習したり、落語を聞いてまねしたり、口を動かす訓練をした」と役作りを明かした。

 撮影現場での阪本の初々しさに、芸歴20年の須賀は「かわいいなって思って、ずっと見てました。見守るというより、本当にかわいかった」と、ほほえましい視線を送っていたという。

 イベント後には、客席の1人1人にバレンタインのチョコレートを配り、ファンを喜ばせた。阪本は公開初日を満員にする目標を掲げ、当日はふんどし姿で舞台あいさつに登壇すると約束。「貧弱なので、筋肉をつけて頑張りたい」と誓っていた。

 この日は小田監督も登壇した。