ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)を運営するスタートトゥデイの前沢友作社長(42)が20日、「フランス芸術文化勲章オフィシエ」を受賞したことをツイッターで報告した。

 前沢氏は「フランス共和国より芸術文化勲章のオフィシエをいただきました」と報告。3月6日にパリのピカソ美術館で叙勲式典が行われるという。「過去には、北野武さんや草間彌生さんや坂本龍一さんなども受章されている夢のような勲章です」と喜んだ。

 また前沢氏は受章を受けてコメントを発表。「たくさんの人に芸術文化が広まれば、人が人を憎むことや、人が人を傷つけることも、もっと少なくなるかもしれません。芸術文化の振興とはつまり、世界を平和にするための活動ともいえるのではないでしょうか。これからも芸術文化を愛する一人の熱心なファンとして、そしてその素晴らしさを世界中の皆様にお伝えする紹介者として、引き続き芸術文化に深く関わらせていただきたいと切に思います」とした。

 同章は芸術・文学の領域での創造や普及に傑出した功績のあった者に授与されるもの。スタートトゥデイの発表によれば、前沢氏が所蔵するフランスのデザイナー/建築家、ジャン・プルーヴェの建築・家具コレクションを中心に構成し、自身が会長を務める「現代芸術振興財団」が2016年に駐日フランス大使公邸で開催した展覧会「the CONSTRUCTOR ジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン」が評価されたことが、今回の受章につながったという。