アイドルグループ、ももいろクローバーZが、有安杏果さんの卒業を改めて振り返った。

 ももいろクローバーZは、20日放送のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」にゲスト出演。パーソナリティを務めるタレント伊集院光(50)から「激動の年始」と水を向けられると、リーダーの百田夏菜子(23)は「後ろを見る暇もなく来ているので、ネガティブな気持ちにならない。落ち込む暇もなかったので、前を向くしかない状況にある意味感謝したいと思います」とコメントした。

 百田は、「バカみたいにポジティブに行くしかないので。周りから『あいつらバカだな』って思われるくらい前向きに行くしかない」と決意を吐露。また、有安さんの卒業で代表曲の歌唱パート割も大きく変更になったことについても、佐々木彩夏(21)は「『このパート、(高城)れにちゃんだったね!』とか」と4人で明るく話しながら覚えたことを明かし、「(しんみりするのではなく)そのトーンなんだ!」と伊集院を驚かせた。高城れに(24)も同曲について「今まで(自分のパートが)2行しかなかったのに、すごい増えたんですよ。今一番パート多くなりました。10年目の大逆転ですよ!」と笑わせた。

 とはいえ、有安さんが卒業することを聞いてからファンに伝えるまでの期間は、複雑な感情を抱いていたらしい。百田は、「5人で当たり前の日常が普通に変わらず続いているんですけど、ふとしたときに急に怖くなったり、不安になったりしました。『この状況が今後変わっていくんだな』ということを冷静に考えると、ゾワッてなることは何度もありました」と不安定な状態にあったことを明かした。

 玉井詩織(22)も「5人で6年間くらいずっとやってきたので、どうしても5人のイメージが強いと思う。そのイメージを崩してしまう申し訳なさと、4人になったときに『パフォーマンス力が落ちた』とか言われるんじゃないかっていう不安のざわめきもありました」と苦しかった胸の内を告白。百田は「下手したら人生が変わっていく。グループとして変わるってことは、自分たちの人生も変わるし、もちろん本人の人生も変わる。それって想像できないくらい大きなことなんだろうけど、それをどう理解していいかわからなくて……」と振り返った。