東京・歌舞伎座「三月大歌舞伎」が3日、初日を迎えた。夜の部は、片岡仁左衛門(73)坂東玉三郎(67)が共演する「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」など。同演目での2人の共演は41年前、当時、孝玉コンビとして人気だった時の歌舞伎座公演以来。

 鶴屋南北作で、2人は欲深い夫婦を演じている。仁左衛門は「夫婦そろってずぶとく、何があっても動じないですし、悪にたけている。それでいてお客さまに憎まれません。そこが南北の悪人のおもしろさです」と話している。

 「神田祭」では一転、2人は華やかな踊りを見せる。玉三郎は「江戸歌舞伎らしい独特の風情をお楽しみいただければ」。

 ほかに夜の部は「滝の白糸」、昼の部は、4代目中村雀右衛門の七回忌追善として上演される「男女道成寺」など。27日まで。