女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の14日放送の第136話が21・5%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、伊能(高橋一生)は、北村笑店に入ることをてん(葵わかな)と風太(浜田岳)の家族と朝食の席で話をする。そして伊能は顧問として企画会議に参加し、これから厳しくなる検閲の中、人情や恋愛の入った喜劇映画を作ることを提案。てんは、忠義や自己犠牲の忠臣蔵を題材に、恋バナを取り入れた「お笑い忠臣蔵」を提案する。そこで楓(岡本玲)、トキ(徳永えり)、てんは堀部安兵衛と妻ほりの悲恋話で盛り上がった。

 てんは雑誌で自信の悪行が書かれた記事を目にする。その時、風太は通天閣が売りに出されるらしい話をてんにすると、北村笑店の名前をとどろかせるため購入しようと持ちかける、という内容だった。