お笑いタレント博多華丸(47)の次女で、アイドルユニットさくら学院の岡崎百々子(15)が24日、東京・中野サンプラザで卒業公演に出演した。

 義務教育修了と同時に卒業するグループのルールにのっとり、今年で7回目を迎える恒例イベント。今年は岡崎のほか、山出愛子(15)岡田愛(15)が、アイドルとして最後のステージに出演した。

 序盤のMCで岡崎は、「今日が最後のライブです。絶対に悔いを残さないようなライブにしていきたい」と笑顔で宣言し、岡田は「最後の姿を目に焼き付けて帰って下さい」と呼びかけた。ただ1人、山出は実感が沸かない様子で、「卒業という実感がなくて、『まだ卒業しないから』みたいな感じです」と本音を明かした。

 12人での最後のステージでは、代表曲「FRIENDS」や卒業ソング「My Graduation Toss」などを披露した。「部活動」のクッキング部としては、岡崎と山出が、日高麻鈴(14)と「3代目ミニパティメドレー」を歌った。

 15年5月に加入した岡崎は、愛くるしい笑顔とステージ度胸で脚光を浴びた。モデルとしても活動したほか、昨年はミュージカル「黒執事」に出演。女優の才能の片りんを見せた。ユニット内では、父譲りの? ギャグを繰り出すムードメーカー的な役割も担った。

 公演の最後には、卒業式典が行われ、3人は卒業証書を授与された。卒業生を代表して答辞を読んだ山出は、メンバー1人1人に感謝を述べた。「3人はそれぞれ目標を掲げ、スーパーレディーを目指していきます。私たちの歩んだ姿が、みんなの夢や希望につながればうれしいです」とあいさつした。「父兄」と呼ばれるファンの多くは、スーツ姿で「出席」。3人の成長した姿に、涙するファンもいた。

 岡崎は卒業を機に、芸能活動を一時休止することを既に発表している。海外へ語学留学するためで、メンバーには「卒業後は留学をするので、みんなにはだいぶ長い期間、会えなくなるけど、今までありがとう」と感謝した。ファンにも「将来、皆さんに恩返しできるようなスーパーレディーになります」と誓った。倉本美津留校長からは「今に甘んじることなく、可能性の限界を探ろうとしている君は、さくら学院の生徒としてすばらしい選択だ」と称賛された。

 山出は卒業後、シンガー・ソングライターを目指して芸能活動を継続する。岡田は得意のトーク力を生かし、ニュースキャスターを目指す。