米国時間の25日、米ポルノ女優が米CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」に出演し、ドナルド・トランプ大統領(71)と10年前に関係を持ったことを告白した。

 ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(39)は、2006年にトランプ氏とホテルの部屋で夕食を共にした際、トランプ氏が発行している雑誌で同氏のお尻を叩いたことなどを明かし、「ふざけて彼のお尻を叩いたら、打ち解けて話すきっかけになった」と振り返った。

 また、トランプ氏がダニエルズに、「君は賢くて美しい。僕の娘を思わせる。君のことが好きだ」と言っていたことも明かした。同氏が司会を務めていた米人気番組「セレブリティ・アプレンティス」にも出演を勧められた後、避妊具なしで合意に基づくセックスに至ったという。

 しかし、ダニエルズは「自分は犠牲者ではない」と主張。トランプ氏は当時、メラニア夫人が長男バロンを出産したばかりだったが、「寝室は別々だから、心配しなくていい」と話していたという。

 ダニエルズはまた、2011年、ラスベガスで、「トランプ氏との情事について口にすれば、身体的危害を加える」と、見知らぬ男から脅されことも明かした。(ニューヨーク=鹿目直子)