杉咲花(20)主演のTBS系ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(4月17日スタート、火曜午後10時)に、井上真央が主演した前作「花より男子」シリーズに出演したデビット伊東(51)と佐々木すみ江(89)が「花男」で演じたのと同じ役どころで出演することが31日、分かった。

 デビット伊東は、05年の「花より男子」、07年「-2(リターンズ)」、08年の映画「花より男子ファイナル」の前シリーズ全てで演じた、道明寺司(松本潤)の実家の、日本3大財閥の1つ道明寺財閥秘書・西田を「花のち晴れ-」でも演じる。「拝啓『花のち晴れ』のみなさまへ 前作『花より男子』は全員が輝ける場所であり心に残る作品です。相変わらず西田は…道明寺家の秘書として世界を飛び回っています。みなさんが困った時、いつでも出動できる準備をプライベートジェットの中でお茶を飲みながらお待ちしております。また熱い日々が始まる期待でいっぱいです」とコメントした。

 佐々木は、07年「-2(リターンズ)」と08年の映画「花より男子ファイナル」で演じた、道明寺の家に仕えるメイド頭のタマを「花のち晴れ-」でも演じる。タマは「花男」で主人公の牧野つくしと道明寺の恋を応援する重要な役どころだった。「花のち晴れ-」でも高校生たちに、どんな声をかけるかに注目だ。佐々木は同局を通じてコメントを発表した。

 佐々木 皆さま。お元気ですか。さて、この四月から「花より男子」の新章「花のち晴れ」が始まります。私もね、前と同じ“道明寺家のメイド頭・タマ”の役で出演することになりました。「花より男子」は、ついこの間のように思っていたのですが、もう十年もたっているのですね。私もね、十年の間に、少しヒザが痛くなったりして、あゝ、やっぱりトシを取ったんだなぁと感じていますが、大好きなこの「タマさん」をまた演じることができて、本当にうれしく思っています。イギリススタイルのすてきな館で、撮影をします。皆さま、是非ご覧になって下さいね。

 「花のち晴れ-」は、「花より男子」と同じ英徳学園が舞台。道明寺が率いた伝説の大金持ち男子4人組「F4」が卒業して10年後の同校で、道明寺財閥と肩を並べる神楽木ホールディングスの御曹司で、道明寺に憧れる神楽木晴(平野紫耀)が、学園に栄光を取り戻すため幼なじみの平海斗(浜田龍臣)らと新たに「C5」を結成。「学園に寄付金を払えない庶民は英徳にふさわしくない」として生徒を退学させる“庶民狩り”を行っていた。そんな中、父が経営する大手化粧品メーカー「エド・クオリティ化粧品」が倒産し、母由紀恵(菊池桃子)とオンボロなアパートで貧乏暮らしを強いられる江戸川音(杉咲)は、庶民であることを隠し、おびえながら英徳学園に通い続けていた。音には婚約者・馳天馬(中川大志)がおり、天馬の継母・利恵(高岡早紀)から「音が18歳になるまで英徳学園に通うこと」を結婚の条件にされていた。そんなある日、音と晴が最悪の出会いを果たし、三角関係を展開する。

 同局は「もしかするとあのキャラクターたちが登場するかも…!?」としており、デビット伊東演じる西田、佐々木演じるタマに続き「花男」キャストが、かつての役どころで出演する可能性を示唆している。