中山美穂(48)が5年ぶりに主演した映画「蝶の眠り」(5月公開)のプレミア試写会が12日、都内で行われた。

 遺伝性アルツハイマー症となった女性作家が年下の韓国人留学生(キム・ジェウク)との恋に希望を見いだす物語。デビュー作「子猫をお願い」(01年)がアジア各国の映画賞を総なめにした女性監督チョン・ジェウンさん(48)がメガホンを取った。

 中山は5年ぶりの映画出演の背景を「ジェウン監督から日本語で長い長いラブレターをもらって、そこにとっても熱い思いを感じました」と振り返った。監督も「『Love Letter』(95年)を見て中山さんの大ファンになりました。恋愛映画を撮ることになって最初に頭に浮かんだのが中山さんだったんです」と韓国での美穂人気を明かした。

 音楽はこれが劇映画初担当となった新垣隆さん(47)。くしくも中山と同学年だが、ゴーストライター騒動を経ての大役に「映像を拝見してその力強さに引き込まれました。静かに静かに映像を引き立てる役に徹したつもりです」と今回も黒子役を強調した。

 今回の「共演」を機に、中山が新垣のバンドに参加する形でユニットを組むことも決まったという。

 映画では石橋杏奈(25)勝村政信(54)永瀬正敏(47)ら個性派が脇を固めている。