俳優本木雅弘(60)が30日、都内で行われた主演映画「黒牢城」(黒沢清監督)公開御礼舞台あいさつに、菅田将暉(33)らと出席した。 初週末興行ランキングで邦画1位の大ヒットスタートを切り、フランス、北米など世界30カ国以上での公開も決定した。
本木は「たくさん番宣に借り出されて、派手に宣伝した割にはちょっと難しすぎないか? という声もありますが」と苦笑しつつ、「これが映画の奥深さ。黒沢監督がどうしてこういう映画を作ったかが最大の魅力。さまざまな感想が飛び交っていて、映画が育って私たちにも新たな視点を与えてくれている」と語った。
菅田も「映画界、同業者はおもしろがってくれていたり、楽しみにしてくれたり。僕の両親は『久々に時代劇を映画で見られた』と言っていました。そこに自分が出られていることが誇らしい」と胸を張った。
同作では本木が荒木村重を演じたが、放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」ではミュージシャン俳優のトータス松本(59)が村重を熱演。「豊臣兄弟!」では竹中半兵衛を演じる菅田は「トータスさんは本木さんの村重について素敵だったとおっしゃってましたよ」と本木に伝えると、本木は「クロスオーバーしたことが最大のプレゼントでしたね」と、同時期の作品に出演した菅田にも感謝した。
ストーリーにちなみ、多くの人に誤解されていることを聞かれると、菅田は「賢い役が続いていますが、めちゃくちゃバカ」と共演者を笑わせ、「国語が全然出来ない。人に作戦を…とかめちゃくちゃ苦手です」と明かした。
同作は織田信長に反発し籠城(ろうじょう)作戦を決行した荒木村重が、織田軍に囲まれ孤立無援の中、密室と化した城内で怪事件が次々と発生し、疑心暗鬼になる中で、地下牢に幽閉した信長の使者の危険な天才軍師・黒田官兵衛から助言を与えられた村重が、共に謎の解決に挑む戦国系心理ミステリー。



