関ジャニ∞の渋谷すばる(36)が15日、都内でグループのメンバーとともに会見を開き、グループから脱退し、今年12月31日をもってジャニーズ事務所から退所すると発表した。

 村上信五(36)は会見の中で終始、渋谷の決断を尊重する考えを強調した。しかし1月に脱退と退所を決断した渋谷から、最初に思いを告げられた時の心境を聞かれると「聞いた時の第一声は『何でやねん』でしたけどね。(気持ちが)追いついていかないですし、ちょこっと聞いて『それは、嫌や!』ですよね、最初は。何でや、としか言うしかなかった」と、相当なショックを受けた思いを赤裸々に明かした。

 その上で「皆さんからされた質問は、僕たちも何回もしましたし、それでも言うのは、近いところに座って、同世代というところもあって、関ジャニ∞のメンバーとしてはつらいやろうね。でも、そこまで言うんであれば、幼なじみとしては頑張ってこいと言うしかない、という思いを(渋谷が)言うてくれましたので、そこしかなかったですね」。そして「目ですね。最後にみんなで話した時も、みんなの前で首を傾けてみんなの目を見ている。曇りがなかった。多くを語らずして悟った」。

 一方で、ボーカルとしてグループ随一の存在だった渋谷が抜けた後、甚大な影響が及ぶ関ジャニ∞の歌唱について「すばるが歌っていたところを、どうするかというのが最初の向き合うべき課題。僕やヨコ(横山裕)が歌った時に、笑われないようにしないといけない」と今後の課題を口にした。その上で「僕らなりにベストを尽くして考えた上で、皆さんに届けた時に6人でもやっていけるんだというものを提示できるのが最善の策」と語った。【村上幸将】