登山家の栗城史多さんがエベレスト挑戦中に死去したことがわかり、多くのファンや関係者から悲しみの声があがった。

 栗城さんはエベレスト登頂を目指していたが、所属事務所が21日、栗城さんのブログを更新し、「エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました」と伝えた。

 栗城さんと親交があった作家の乙武洋匡氏はツイッターで「悲しい。ただただ悲しい。栗城さん、もっとたくさんお話ししたかったよ…」と哀悼。脳科学者の茂木健一郎氏は栗城さんが遭難したとの知らせに「栗城さん、どうか、無事でいてください」と願っていたが、死亡したとの報道も受け入れられず「誤報であってほしい。。。」と願った。

 元俳優で現在はプロデューサーやクリエーターなどマルチに活躍する小橋賢児さんは「うそでしょ…」と絶句。「知り合って6年くらいたつが 今年になっては一緒に海外行ったり、 壮行会にも参加した… 本当は近く一緒にヒマラヤに登る予定でもあった… うまい言葉なんて見つかりません… ただただご冥福をお祈りします」と悼んだ。

 栗城さんは2004年の北米マッキンリー(6194メートル)を皮切りに6大陸の最高峰を制覇。09年からはエベレスト登頂に挑戦し、4度目の挑戦となった12年には下山途中に両手、両足、鼻が重度の凍傷となり、両手の指9本の指を失ったが、以降も挑戦を続けていた。4月17日に8度目となるアタックのため日本を出発。今月20日には「今、7400mのところに来ています」とブログで報告していたが、21日には体調悪化のため下山するとスタッフが伝えていた。