6人組ダンス&ボーカルグループ、「大阪☆春夏秋冬」が21日、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、初のフルアルバム「SSFW」(6月12日発売)をPRした。12年のグループ結成から、「カタヤブリな浪花のロックンガール」をキャッチフレーズに地道な活動でファンを増やし、6年目のアルバムリリースにつないだ。EONは「当時中学生だったメンバーも20歳になった。この1枚に思いを込めました」と熱く語った。

 アルバムは11曲構成で内9曲が新譜。リードボーカルMAINAのソウルフルな歌声をベースにロックからバラードまで幅広く、ダンスとともに表現するステージは定評がある。リード曲「世界には僕らだけ」について、ANNAは「振れ幅があって、パフォーマンスがすごい」と紹介。アルバムタイトルでもある「SSFW」についてYUNAは「ドラムビートにゾクゾクする曲です」。唯一の途中加入メンバーで17歳のRUNAは「PLAYER」をイチオシ、「この世はすべて舞台で皆その中の役者、という歌詞が好き。自分たちを重ねて、しっかり頑張ろうと思える曲」。MANAは「Evolution」を「メロディーが難しく、ダンスのテンポも速いミクスチャーロックです。レコーディングで苦労したけど仕上がりはいい」。EONは「手紙」について「(メールやSNSの利用が多い)こんな時代だからこそ、手紙はいいなと思える曲。学生時代に授業中に手紙回したり、そういうのをギリギリ分かる世代です。あのときの小さく折った手紙、今でも捨てずに持っています」。リードボーカルMAINAは「ROCK SHOW」がイチオシ。「曲中のアドリブ部分がライブで盛り上がる」と話し、「一度きりの人生、楽しんだモン勝ち」という歌詞は「大阪☆春夏秋冬」の前向きな明るさをひと言で現したような応援歌に仕上がった。「変化ではなく、進化を見せたい。こらから6人で、ファンの皆さんと一緒に世界を目指します」とMAINAは目を輝かせた。

 アルバムを引っ提げ、毎月の東京公演とは別に、7月14、15日に地元大阪の江坂ミューズで2デイズを迎える。北海道や沖縄でもライブを行う。詳細は公式サイト(http://syukasyun.com/)を参照。